トヨタの終身雇用難しい発言の意味は?無理な理由とは

トヨタ社長が『終身雇用は難しい』と発言しました。
終身雇用のルールを守って行くことは難しい局面に入ってきたそうです。
厳しい局面に入ってきている理由を考察していきます。
終身雇用が難しいと言われる理由
理由としては、
- インセンティブがあまりない
- 中途社員、派遣社員が増えている
- やりがいのある仕事につけるチャンスは広がっている
と発言しています。
インセンティブとは、意欲向上や目標達成のための刺激策。
個人が行動を起こすときの内的欲求(動因:ドライブ)に対して、その欲求を刺激し、引きだす誘因(インセンティブ)を指している。
企業では、自社の従業員を動機づけるためだけでなく、販売店の販売意欲や消費者の購買意欲を駆り立てる目的でも用いられる。
具体的には、報奨金、表彰、景品などの形をとる。
出典:コトバンク
基本的に毎日同じ単純労働ほど、やる気はでないと思われます。
労働環境によっては、体力勝負のところもあり、人間は加齢とともに体力の衰えは必ずやってきます。
そもそも会社は、営利企業であり、需要と供給のバランスで成り立っています。
最近ではAI(人工知能)の進化により、自動化が進んで、人よりも機械に代替えさせる動きが活発化してきています。
終身雇用をめぐっては、経団連の中西会長も『終身雇用なんてもう守れないと思っている』と発言しています。
人を雇うと発生する、雇用保険料、社会保険料、厚生年金の負担も大きくなっているのかもしれませんね。
では終身雇用が難しいなら労働者はどうするべきか?
賛否両論あると思いますが、1つの方法に『個人で稼ぐ能力を身につける』があります。
転職をしても、結局会社が雇用できずに倒産、解雇になればまた同じことです。
会社で培った能力は、次の会社では使えない場合が多くあります。
ましてや単純労働の場合、能力よりもスピードだけが重視となると考えられます。
もぅ、『安定』という言葉は今後神話となると思われます。
今、雇用されている状態でできることは、やはり副業することです。
会社に雇われず、自らお金を稼ぐことができれば会社に依存することはなくなりますよね。
- サラリーマンをしながら空いた時間にビジネスを展開する
が安定した生活を作る1番の近道ではないでしょうか。
副業と言っても、
- 株式投資
- FX
- せどり
- 在宅ワーク
- アフィリエイト
- YouTube動画配信
- 短時間アルバイト
などなど、多岐に渡ります。
今後、自分のスタイルに合わせた稼ぐ手段が必要になるのではないでしょうか。
会社におんぶにだっこでは、いつか必ず足元をすくわれるときが来そうですね。
さいごに
終身雇用も崩壊と言えますが、同じく年金制度も崩壊しています。
そもそも年金制度は、『人が増えることを前提』に作られています。
少子化と人口減少のダブルパンチにより、労働者が老人を支えるという仕組みが成り立たなくなってきています。
人口が減少している以上、復活はあり得ないと言えます。
年金の給付年齢を引き上げているのが何よりの証拠です。